「イラスト1枚からVライバー配信を始めてみたい」「市販のVTuberアプリは設定が難しそうで踏み出せない」と感じている方にとって、SHOWROOMが提供するVライバー向け配信ツール「ペライブ」は手軽な選択肢になります。ペライブは、まばたきや口パクが自動で表現されるキャラクター制御、複数枚の背景切り替え、ギフトやコメントとの連携演出までを1つのソフトで実現できる、SHOWROOM公式のPC配信盛り上げツールです。
ただし、ペライブを実際の配信に使うにはOBS Studioとの組み合わせが必要で、Windowsの場合はSpoutまたはNDI、Macの場合はSyphonまたはNDIといった映像送出方式の選択がポイントになります。また、背景透過機能やオリジナルミニゲーム「SHOWROOM SHOOTING」など、知っておくと配信の幅が広がる機能も多く搭載されています。
この記事では、ペライブの動作環境・インストール手順・基本設定から、OBSとの連携・映像送出方式の比較・背景透過のセットアップ・ギフティング演出までを1本で整理します。Vライバーとしてこれから配信を始めたい方の最初のガイドとしてご活用ください。
ペライブとは何か
ペライブは、SHOWROOMが提供するVライバー向けのPC配信盛り上げツールです。イラスト1枚からでも、動きのあるバーチャル配信が可能になることを目指して設計されています。
特徴は、キャラクターの左右移動・横揺れ・拡大縮小、まぶたや口の開閉の自動制御、複数背景の切り替え、ギフトやコメントと連動した演出など、配信を盛り上げるためのギミックが標準搭載されている点です。PCカメラは不要で、すべての操作はキーボードで完結します。
ペライブはPCブラウザ版SHOWROOM向け専用のツールであり、利用にはSHOWROOMアカウントの配信登録が必須です。また、配信時はOBS Studioとの組み合わせが必要となります。
OBS StudioでのSHOWROOM推奨設定とトラブル対処を詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。
動作環境(Windows/Mac)
ペライブを快適に動かすために、以下の動作環境を満たすPCを用意します。
Windows
- Windows 10 Home以降
- Core i7-8700以上推奨
- メモリ16GB以上推奨
- グラフィックカードGTX 1060以上推奨
- ディスプレイ解像度1920×1080以上推奨
Mac
- OS:macOS 11.7以降
- CPU:IntelまたはApple Silicon
特にゲーム配信と組み合わせる場合は、CPU・メモリ・GPUのスペックに余裕を持たせておくと、配信が安定しやすくなります。
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Amazonで見てみるインストール手順
Windowsの場合
- SHOWROOM公式サイトから「pelive-setup.exe」をダウンロード
- ダウンロードしたファイルをダブルクリック
- Microsoft Defenderの警告画面が表示された場合は「詳細情報」→「実行」を選択
- インストールモードを選択し、「ユーザーアカウント制御」画面で「はい」をクリック
- 規約に同意のうえ「次へ」、インストール先フォルダを確認し、デスクトップアイコンの作成有無を選択
- 「インストール」をクリックし、完了画面が表示されたら終了
Macの場合
- SHOWROOM公式サイトから「pelive-setup.dmg」をダウンロード
- ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックし、pelive-setup.pkgをクリック
- 「続ける」をクリックし、規約に同意して「同意する」を選択
- インストール先を確認し、「インストール」をクリック
- 完了画面が表示されたら終了
ペライブの基本設定(キャラクター・マイク・背景)
インストール後、ペライブを起動してSHOWROOMアカウントでログインしたら、メニューを開いて初期設定に入ります。設定の柱となるのは「キャラクター」「マイク」「背景」の3つです。
キャラクター画像の登録
「目を開く+口を閉じる」または「目を開く+口を開く」のいずれかの画像は登録必須です。全9種類の画像をすべて登録すると、より表情豊かなキャラクター演出が可能になります。
表情のバリエーションが多いほど、視聴者から見て「動いているキャラクター」として認識されやすくなります。
マイク感度の調節
実際に声を出しながらマイクの入力感度を調節します。声に合わせて口パクが自然に動いているかを、画面上で確認しながら微調整してください。
マイクの位置や室内のノイズ環境によって最適値は変わるため、配信前に必ずチェックしておくのがおすすめです。
背景の設定
背景画像は複数枚を登録しておくと、配信中にワンクリックで切り替えられます。トーク内容に合わせて背景を切り替えることで、配信に動きを出しやすくなります。
動作確認とUI操作
設定が完了したら、動作確認に進みます。WASDまたは矢印キーでキャラクターを移動でき、その他の操作も画面内の「操作説明」欄に表示されています。
配信前にあわせて確認したい設定は次のとおりです。
- 画面UI表示/非表示:画像登録や操作説明のUIを非表示にできる
- 横揺れモード:声が出ているときにキャラクターが横に揺れる
- アバター表示/非表示:配信画面下部に視聴者のアバターを少しだけ映す
- ギフト表示/非表示:1000G以上のギフトを受け取った際にアバターが出現して届けてくれる
これらの設定はキャラクターの個性や配信スタイルに合わせて選べます。
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Amazonで見てみるOBSと組み合わせて配信する流れ
ペライブの映像は、OBS Studioを経由してSHOWROOMに送信します。基本的な流れは以下のとおりです。
- ペライブを起動し、キャラクター・マイク・背景の設定を済ませる
- OBSを起動し、ペライブの映像をソースとして追加する
- キャラクターの初期位置と背景を決め、OBSとSHOWROOMで画角を確認
- SHOWROOM画面から配信開始
配信中もキャラクターの位置や背景は自由に切り替えられます。
映像送出方式の選び方(Spout/Syphon/NDI)
OBSにペライブの映像を取り込む方法には、Spout(Windows推奨)、Syphon(Mac推奨)、NDI(Windows・Mac共通・詳しい方向け)の3つがあります。設定画面で適切な方式を選ぶことで、配信に不要なUI(設定画面など)を映さずにキャラクター画面だけをキャプチャできます。
Spout(Windows推奨)
OBS用Spoutプラグインを導入し、ペライブの「高度な設定」→「映像送出方式」を「Spout」に設定したうえで、OBSのソース追加から「Spout2 Capture」を選びます。ペライブの背景透過機能と併用し、Composite modeをOpaque以外に変更すると、透過状態でキャプチャすることも可能です。
Syphon(Mac推奨)
Macの場合は、ペライブの「高度な設定」→「映像送出方式」を「Syphon」に設定し、OBSで「サイフォンクライアント」をソース追加します。「pelive」→「pelive-syphon-server」を選択することで、ペライブの映像がOBSに表示されます。
NDI(詳しい方向け)
Windows・Macどちらでも利用できる方式です。OBS NDIプラグインとNDI Runtimeを導入したうえで、ペライブ側で映像送出方式を「NDI」に設定し、OBSのソースに「NDI Capture」または「NDISource」を追加します。
Source nameのメニューから「pelive-NDI」または「pelive-NDI-sender」を選び、SyncをNetworkに変更します。
ペライブの背景透過と併用する場合は、「Fix alpha blending」を有効化します。NDIはSpout・Syphonに比べてラグが大きくなる特性があるため、配信用途に応じて選ぶのがおすすめです。
背景透過機能の使い方
2023年8月22日のアップデートで、ペライブには背景透過機能が追加されました。ペライブとOBSの両方で設定を行うことで、背景を透過した状態でキャプチャできます。
設定手順は以下のとおりです。
- ペライブで「背景を透過する」にチェックを入れる
- OBSのソースで「ゲームキャプチャ」を開く
- モード:特定のウィンドウをキャプチャ
- ウィンドウ:ペライブの画面を選択
- ウィンドウの一致優先順位:「透過を許可」にチェック
別の背景画像や動画のうえに、ペライブのキャラクターだけを重ねた配信が可能になります。
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Amazonで見てみるギフティング演出とミニゲーム「SHOWROOM SHOOTING」
ペライブには、ギフティング演出とオリジナルミニゲームが標準搭載されています。1000G以上のギフトをもらうと、配信画面内にアバターが出現し、ギフトを届けてくれる演出が再生されます。
デフォルトでは表示有効ですが、設定で非表示にすることもできます。
Show Goldとギフトの仕組みをSHOWROOM課金とギフティングの観点で解説した記事で詳しく解説しています。
オリジナルミニゲーム「SHOWROOM SHOOTING」は、配信しながらシューティングゲームを楽しめる機能です。「G」キーでゲームメニューを開きPLAYボタンを押すと、難易度選択画面に進みます。
30秒のカウントダウン後に敵クマが出現し、WASDまたは矢印キーで攻撃を回避しながら、オートで撃たれる攻撃を当てていく流れです。
ギフティングを受けるとEXP(経験値)が貯まりキャラクターがパワーアップする仕組みで、ダルマの攻撃(Shift)・スペシャル(Z)・タコBOMB(Q)といった特別な攻撃方法もあります。視聴者と協力して楽しめる演出として活用しやすい機能です。
こんな場合には、EXiSTもおすすめです
「ペライブの設定はなんとなくわかったけれど、Vライバーとしてどう活動すればいいかわからない」「OBSと組み合わせた配信演出をプロ目線で組み立ててほしい」というケースでは、Vライバー事務所のサポートを受ける選択肢があります。EXiSTは沖縄を拠点とするライバー・Vライバー事務所として、キャラクター設計から配信機材選定、OBSとの連携設定までを伴走しています。
Vライバー活動に興味のある方は、EXiSTのオーディションから相談が可能です。
まとめ
- ペライブはイラスト1枚から動きのあるVライバー配信ができるSHOWROOM公式ツール
- 動作はWindows・Macどちらにも対応、配信にはOBSとの組み合わせが必須
- 基本設定はキャラクター画像・マイク感度・背景の3つを順に整える
- 映像送出方式はSpout(Windows推奨)・Syphon(Mac推奨)・NDIから選択
- 背景透過機能やSHOWROOM SHOOTINGなど、演出の幅を広げる機能が標準搭載